この記事は、以下のような方向けに「インデックス投資初心者が抑えるべきポイント」を紹介します。
- インデックスを始めようとしている方
- インデックス投資を始めたばかりの方
「インデックス投資に興味があるけど何から手を付けたらいいのかわからない」
そんな疑問にお答えできたらと思います。
ぜひ参考にしてください。
5つの抑えておきたいポイント
1.インデックス投資とは?
まず大前提として知っておくべきなのは「インデックス投資ってどんな投資法なの?」ということです。
そもそもまだ日本では「インデックス投資」とか「インデックスファンド」という言葉自体があまり一般的ではありません。
投資と言えば株式投資やFX、最近では仮想通貨が人気です。
例えば株式投資やFXなどでは、以下の要因によって損得が決まります。
- 株式投資:企業の業績の良し悪し
- FX:外国通貨の価値
- 仮想通貨:ビットコインなどの仮想通貨の価値
対してインデックス投資は株価指数に対して投資します。
そもそもインデックス投資の「インデックス」とは「株価指数」のことを表しています。
簡単に言えば、対象となる国の株価指数が上がれば儲け、株価指数が下がれば損をする投資法です。
例えば、アメリカの株価指数と連動するインデックスファンドを購入するのであれば、アメリカの経済状況が良好であれば得をし、悪化すれば損をするという、いたってシンプルな投資方法です。
以下の記事では、さらに詳しく説明しています。
ぜひ参考にしてください。
2.インデックスファンドとは?
インデックスファンドは、対象となる国や地域の経済状況を示す株価指数(インデックス)と同じ動きをするように作られている投資信託です。
では、なぜインデックスファンドは株価指数(インデックス)と同じ動きをするのか?
そのメカニズムは以下の通りです、ここではアメリカを例に挙げます。
- アメリカのインデックスファンドは、アメリカの一流企業の株を詰め合わせた投資信託
- アメリカの経済状況は、一流企業(例えばApple,Amazon,Googleなど)の経済状況によって大きく影響される
- つまりアメリカのインデックスファンドは、アメリカの株価指数と同じ動きをする
また、インデックスファンドには以下のようにさまざまな国や地域に特化したものがあります。
- 日本経済に投資できるインデックスファンド
- 米国経済に投資できるインデックスファンド
- アジアの先進国に投資できるインデックスファンド など
つまり、インデックス投資では世界中の一流企業の株式を購入することができるのです。
以下の記事では、さらに詳しく説明しています。
ぜひ参考にしてください。
3.どのインデックスファンドがいい?
どのインデックスファンド買えばいいかの明確な判断基準があります。
それはズバリ「手数料」です。
インデックス投資の最大の敵は手数料です。
なぜならインデックス投資は2,30年にも及ぶ長期投資だからです。
一見大したことなさそうな手数料でも、積み重なると多大な金額となります。
軽く紹介させていただきますと、国内・先進国・新興国に共通して割安な手数料を維持している「eMAXIS Slimシリーズ」というインデックスファンドがオススメです。
「eMAXIS Slimシリーズ」は、三菱UFJ国際投信が販売しているシリーズであり、投資信託ランキングでは常にトップテン入りする人気を誇ります。
具体的には、以下の記事にて手数料の安いインデックスファンドを紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
4.本当に怪しくないの?
上記でも紹介したように、インデックス投資は国や地域の経済状況に対して投資し、コツコツお金を増やしていく「長期投資」です。
決して一攫千金を狙うようなギャンブルではありませんのでご安心ください。
まずはこの図を見てください。
出典元:brave-answer
これは1987年~2017年までのアメリカの株価指数を示したものです。
上図を見ればわかる通り、アメリカはこの30年間で株価を右肩上がりで伸ばしています。
途中2008~2009年には「リーマン・ショック」があり大幅に暴落しておりますが、その後見事なV字回復を見せています。
何が言いたいかというと、インデックス投資は「人々が豊かな生活を求めて働き続ける限り、経済状況は右肩上がりに成長していくはずだ」という根拠をもとに世界経済に投資をします。
いつ価値が上がるか下がるかが判断しづらい個別株・外国通貨・仮想通貨などとくらべると、ゆっくりですが確実に資産を積み上げられる可能性が高いのがインデックス投資です。
5.投資をするお金がない
投資をするお金は基本的に余剰資金です。
生活費を削ってまでも投資をすることは絶対にやめてください。
特にインデックス投資のような長期投資は確実に続きません。
まずは、生活防衛資金と呼ばれる貯金を作ることから始めましょう。
生活防衛資金の相場は「月の生活費×24か月分」です。
~例~
一か月の生活費=10万円
生活防衛資金=10万円×24か月=240万円
手っ取り早く貯金を作る方法として、「生活費で割合が大きなものから見直す」という方法を試してみてください。
例えば、以下の大きな出費を見直してみてください。
- 家賃をマイナス1万円抑える(年12万円)
- 保険を見直す or やめる(年約12万円)
- 格安SIMに乗り換える(年約8万円)
- 車の所持を見直す(年約20万円) 等
単純計算ですと、上の全て実施すれば年間で約50万円の節約となります。
そのお金で生活防衛資金を貯めつつ、インデックス投資を始めるがいいでしょう。
無理にとは言いませんが、今のあなたの生活で当たり前となっているものを見直すことで、大幅に支出を抑えられる可能性があります。
まずは自分の現状を把握することをオススメします。
以下の記事では、手っ取り早くお金を貯金・節約する方法をまとめています。
ぜひ参考にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事の内容をもう一度まとめてみましょう。
- インデックス投資とは、各国の経済状況に投資する方法
- インデックスファンドとは、超一流企業の株の詰め合わせ
- 手数料の安いインデックスファンドを選ぶべき
- インデックス投資は時間はかかる長期投資であり、決して怪しくない
- 投資するお金をふやすには、生活費で割合が大きなものを削る
インデックス初心者の方は、まずは上記の5点をしっかり理解することから始めましょう。
以下の記事では、インデックス投資に失敗しないための全知識をまとめています。
ぜひ参考にしてください。
この記事があなたの人生の一助となりますように。