オリエンタルラジオ中田敦彦さん(通称あっちゃん)が、ご自身のYouTubeチャンネルにてインデックスファンドの紹介をしました。
この動画、資産運用についての少しでも興味がある方なら絶対に見たほうがいいです。
なぜなら、資産運用についての正しい知識を中田敦彦さんがわかりやすく、そして面白おかしく解説してくれる、勉強するにはもってこいの動画だからです。
今回はそんな中田敦彦さんの動画に対するレビュー記事を書かせていただきます。
最後までお付き合いいただきますよう、よろしくお願いします。
まずは動画を見よう
素人が必ずハマる罠〜前編~
まずは前編。
こちらは「素人が必ずハマる罠」と題し「お金のプロを信じてしまう」という内容から「買ってはいけないものを買ってしまう」という内容を詳しく説明する章立てです。
約30分の内容ですが、あっというまでした笑
素人でもできる投資の鉄則を教えます〜後編〜
後編では、具体的に何をすればいいか?どのような投資(資産運用)を行えばいいのかを紹介しています。
それにしても中田敦彦さん、しゃべるのがうまい。笑
特にマイホームを買わせる常套句の再現シーンは、不動産屋を思わせるしゃべりっぷりでした。笑
前編に対するレビュー
1.証券マン・銀行員について
以下、内容を簡単にまとめました。
- 金融業界は全体的に右肩下がりでありノルマも厳しい
- ノルマを達成するために会社都合の金融商品を売る必要がある
- 窓口で売られているものは「私たち顧客の利益」ではなく「会社の利益」を優先している
- 証券会社・銀行員の売る商品という名の罠にはハマってはダメ
実は私自身、IT企業のサラリーマンとして銀行さんにシステムを提供するお仕事をしています。
それがなかなか厳しいもので、特に一部の地方銀行・第二地方銀行は今確実に経営難を迎えています。
先日こんなことがありました。
~後日~
この通り、銀行ってお金ないんです。笑
中田敦彦さんが「銀行やってりゃ儲かる時代ははるか前に終わった」と言ってるのは事実だと私も感じています。
だからこそ、銀行や証券会社は、顧客に寄り添った提案をしているようにみせかけ、実は多大な手数料を搾り取ろうと考えているわけですね。
2.生命保険について
以下、内容を簡単にまとめました。
- 手数料がどれぐらいなのか不明なのが怪しい
中田敦彦さんの父親が保険屋さんで、「まさか身内に手数料を取られていたとは!」というエピソードはなかなかリアリティのあるものでした。笑
勉強したらすぐにわかることですが、生命保険はわざと理解しづらく作られています。
「よくわからないけど、プロに任せておけば大丈夫だろう」
「よくわからないけど、これに入っておけば安心だろう」
この「よくわからないけど」につけこんで手数料を搾取するのが保険会社の狙いです。
お金についての勉強不足、マネーリテラシー不足はあなたが損する原因になります。
以下の記事では、入ってはいけない生命保険について詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
3.FPについて
以下、内容を簡単にまとめました。
- FPは民間資格だから知識不測の人が多い
- 「金融業界のタレント」として扱いやすい存在
いやー、中田敦彦さんズバズバ言いますね。笑
FPといえば、「頼れるファイナンシャルプランナー(FP)をみんなに届ける」というキャッチフレーズでCMをしているマネードクターをあなたはご存じですか?
私自身、マネードクターというサービスが気になり調べてみました。
マネードクター(旧:保険のビュッフェ)
で、でた!笑
そう、現在CMを打っているマネードクターは、以前「保険のビュッフェ」という名前で活動されていたサービスなのです。
マネードクターを実際に利用した方のブログも拝見させていただきましたが、案の定、生命保険の紹介しかされなかったそうです。
ダメだこりゃ…
4.手数料ハンター!
中田敦彦さんの動画の中で、特に強調されていたのが手数料ハンターという言葉です。
外貨預金やFX、投資信託や年金などの様々な金融商品において、不安と欲望を掻き立てて手数料を取るのがお金のプロのやり口です。
余談ですが、銀行が手数料ハンターであることを示唆する経験談を紹介します。
知人に某メガバンクの女性行員がいますが、2,3年前「会社の上司に勧められて外貨預金を始めた」と嬉しそうに話していました。
つまり、銀行は知識のない若手行員をもターゲットにして、手数料をハントしていることがわかります。
その後、知人と話した際には「手数料が高いからやめた」と言っていましたが、手数料を搾取されていることに気づかず、そのまま続けている人が他にもたくさんいるかもしれません…。
考えるだけで身の毛がよだちます。
5.ファンドラップについて
以下、内容を簡単にまとめました。
- 金融商品は、悪質な投資信託(テーマ型・ターゲットイヤー型・バランス型他)や個人年金保険、学資保険など様々なものがある
- 「選ぶのめんどくさい!」となった人向けに最終手段のファンドラップがある
ファンドラップは金融商品の選定から運用まですべてを金融機関に委ねるという商品です。
これは中田敦彦さんの言う通り、利用料から運用費まで多大な手数料が搾取されることから、金融庁から注意を受けている問題の商品です。
最もたちの悪い金融商品と言っても過言ではありません、お気を付けください。
後編に対するレビュー
1.不動産投資について
以下、内容を簡単にまとめました。
- 家は「人生の大きなお買い物」ではなく、立派な投資である
家を購入すると固定資産税という税金がかかります。
つまり家は立派な”資産”ということになります。
あなたが勉強したいのは”資産”運用であり、マイホームやマンションだって資産運用の一環だということを抑えておきましょう。
また、中田敦彦さんは不動産投資には以下のリスクがあると話しています。
- 価格変動リスク:将来の地価による
- 空室リスク:将来の地域の発展状況による
- 人生の変化リスク:自分の将来による
これらすべてのリスクをカバーできる戦略や方法があれば、不動産投資は決して危険な投資法ではありません。
しかし、リターンが大きくなればその分リスクは高まるのが投資の鉄則です。
重要なのは、自分に適しているのはどの投資法なのかをしっかりと理解することです。
2.素人でもできる投資の鉄則
ここでようやく登場しました。
普通預金とインデックスファンドと国債による「インデックス投資(ほったらかし投資)」のススメです。
中田敦彦さんが言うように、インデックスファンド投資の最大の敵は手数料です。
インデックス投資の手数料は、以下の方法で安くすることができます。
- 窓口に行かない(ネット証券で取引)
- 自分で買う商品を決める
これら2つの方法に共通するのは人件費がかかってないことです。
ローリスクで確実に資産運用をするためには、自らが理解し、自らの意思でインデックスファンドを買うことがとても重要です。
インデックス投資についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
3.インデックス投資の資産配分
以下、内容を簡単にまとめました。
- 普通預金には月々の生活費の半年分を
- インデックスファンドは外国株式:日本株式を6:4で
- 損失許容額の3倍をリスク許容度として定めよう
- iDeCoを使おう
- NISAを使おう
- ノーリスクの個人向け国債を持とう
この中でも重要だと思うのはやはり①、②、③です。
①については、投資は余剰資金で行うものであるということ。
決して生活費に負担をかけてまでも行うものではありません。
②、③については、資産配分に関する項目です。
自分が何の金融商品に何%投資しているのかの資産配分を管理するグラフのことをポートフォリオと呼びます。
以下の記事では、インデックス投資で勝てるポートフォリオの作り方を紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
4.窓口よりもネットで手続きを
以下、内容を簡単にまとめました。
- 窓口に近寄らないことで、人件費・勧誘をカットできる!
- 二度と窓口には近づくな!
「二度と窓口には近づくな」は笑いました。笑
インデックス投資をするためには口座開設が必要ですが、人件費がかかる分高くつきますので、窓口ではなくネット証券会社をオススメしています。
以下の記事を参考にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事の内容をもう一度まとめてみましょう。
- 長期保有・リスク分散・税制優遇が最適な投資
- 他人に任せず自分で調べて手続きしよう
今回の中田敦彦さんの動画によって、闇に隠れていた部分が明るみに出て、金融業界がざわついたとか噂も流れています。笑
それほど中田敦彦さんが影響力のある方だということを改めて感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本サイトでは、あなたのインデックス投資への理解を深められるように、インデックス投資に関する全知識をまとめています。
ご興味ある方はぜひご覧になってください。