この記事では、意外と見落としがちな、iDeCo口座での投資信託運用に必要な手数料をまとめました。
iDeCoを始めたばかりで困惑する方もいらっしゃると思うので、ぜひ参考にしてください。
iDeCoの手数料一覧
iDeCoに関わる手数料はすべて、買付したiDeCo口座内から引かれます。
という状況にならないように、どのような手数料がかかるのかを事前に理解しておきましょう。
1.加入時または移換時の手数料
こちらは、iDeCoの開設手続きが終わった後にかかる手数料です。
国民年金基金連合会:2,829
出典元:楽天証券
こちらは初月だけの手数料となりますので、それ以降はかかりません。
また、細かく説明すると初月の手数料は以下の2つが引かれています。
- 国民年金基金連合会:2,829円
- 国民年金基金連合会:105円/月(後に説明)
「思ったより多くひかれてないか?」と思った方は、ぜひ参考にしてください。
2.運用にかかる手数料
こちらはiDeCoでの買付のために毎月かかる手数料です。
月額合計171円、つまり年間で2,052円となります。
出典元:楽天証券
一見高いようにも感じますが、iDeCoには所得税や住民税の節税効果がありますのでそこまで負担に感じなくてもいい金額かと思います。
そのほかに「還付手数料」という、限度額を超えて拠出された掛金などが返金される際の手数料があります。
出典元:楽天証券
iDeCoについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
3.給付時の手数料
給付を受け取る際の手数料になります。
信託銀行:440円/回
出典元:楽天証券
iDeCoは原則、60歳になるまで給付されない年金制度です。
つまりこの手数料を考慮すべき方はまだまだ少数なのではないでしょうか…?
4.移換時(楽天→他機関)の手数料
iDeCo運用の証券会社を変更する際や、個人型拠出年金を企業型に変更する際にかかる手数料です。
楽天証券:4,400円
出典元:楽天証券
手数料で困惑した話
私がiDeCo口座にて、初めて投資信託を買付した時のお話です。
私のiDeCoでの月々の掛金は12,000円となっています。
そして待ちに待ったiDeCo口座に初めての投資信託が受け渡される日、私は画面を見て困惑しました。
その後手数料について調べ、以下の手数料が引かれていることがわかりました。
- 国民年金基金連合会:2,829円
- 国民年金基金連合会:105円/月
あなたも、もし不明な手数料が引かれていたらしっかりと調べる癖をつけておきましょう。
お金の知識において、知らないことは罪ですからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事の内容をもう一度まとめてみましょう。
見落としがちなiDeCoの手数料は、以下の通りです。
- 加入時の手数料:2,829円
- 運用にかかる手数料:171円/月
- 給付時の手数料:440円/回
- 移換時の手数料:4,400円
さまざまな手数料があり少し複雑ですが、長期投資において手数料は最大の敵です。
それぞれの手数料をしっかりと理解した上で、長期投資と付き合っていきましょう。
この記事があなたの人生の一助となりますように。