この記事は、以下のような方に読んでいただきたいです。
- インデックスファンドの選び方は?
- 選び方に何か基準がある?
- 具体的にどのインデックスファンドがいい?
インデックスファンドの失敗しない選び方はいたって簡単です。
とにかく信託報酬(手数料)の安いインデックスファンドを選ぶ
たったこれだけです。
本記事では、以下の2点について順番に説明します。
- インデックスファンドの選び方
- 具体的なインデックスファンドの銘柄
ぜひ最後までご覧いただけると、嬉しいです。
インデックスファンドの選び方
1.手数料が最重要
インデックスファンドを購入するにあたって最も重要視すべき条件が手数料です。
これが最重要事項だと覚えておいてください。
その理由を今からご説明します。
インデックスファンドは投資信託の一種ですので、以下のような手数料がかかります。
- 購入時の手数料
- 運用管理費
- 信託財産留保額
①と③については一時的な手数料である上、手数料0円としているインデックスファンドがほとんどです。
ですので①と③については、あまり気にしなくてよいでしょう。
つまり着目すべき手数料は「②運用管理費」のみということになります。
インデックス投資は2,30年にもおよぶ長期投資ですので、運用管理費はずっとついて回ります。
塵も積もれば山となる、ということで、できるだけ運用管理費の安いインデックスファンドを選ぶようにしましょう。
2.それぞれ買うか、まとめて買うか
インデックス投資では「日本株式・日本債券・先進国株式・新興国株式」の4種類のインデックスファンドに分散投資するのが一般的です。
つまり、それぞれのインデックスファンドにおいて、運用管理費が安いものを選定し購入する必要があります。
と思っているあなたにオススメなのが、「日本株式・先進国株式・新興国株式」すべてに1本で投資できる全世界株式というインデックスファンドです。※債券クラスは別途選ぶ必要があります
全世界株式インデックスファンドには、例えば以下のようなものがあります。
種類 | インデックスファンド名 | 手数料 |
全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 年0.1144% |
全世界株式インデックスファンドを購入すれば、世界各国の株式に一銘柄のみの購入で簡単に投資することができます。
「それぞれ買うか、まとめて買うか」
どちらがいいかについて、正確な答えを出すとしたら「まとめて買う」になります。
その理由は、やはり運用管理費です。
それぞれ買う場合の4種類の平均運用管理費が、まとめて買う場合の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と債券クラスを足し合わせた平均運用管理費を上回るからです。
ですが、正直ここは好みの問題です。
どちらか好きな方法を選んで、自分にあったインデックスファンドの買い方を決めましょう。
具体的なインデックスファンドの銘柄
ここまでお読みになられた方は「選ぶべきインデックスファンド=手数料の安いインデックスファンド」という構図が理解できていると思います。
例えば、以下のような手数料の安いインデックスファンドを購入しましょう。
1.それぞれ買う場合
種類 | インデックスファンド名 | 手数料 |
日本株式 | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 年0.154% |
先進国株式 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 年0.0968% |
新興国株式 | SBI・新興国株式インデックス・ファンド | 年0.176% |
日本債券 | eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 年0.132% |
2.まとめて買う場合
種類 | インデックスファンド名 | 手数料 |
全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 年0.1144% |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事の内容をもう一度まとめてみましょう。
- 選ぶ際の最重要事項は運用管理費
- 日本や世界の株式を分けて買うか、まとめて買うかを決める
ポートフォリオさえ定まっていれば、購入するインデックスファンドの銘柄を決めるのはとても簡単であることを理解いただけたでしょうか。
また、インデックスファンドの手数料は変更することがあります。
常に最新の情報を入手できるようアンテナを張っておくことが大切です。
この記事があなたの人生の一助となりますように。