この記事は、以下のような方に読んでいただきたいです。
- 何か目標があって100万円貯めたい!
- 短期間で効率的に100万円貯めたい!
- 細かい節約ではなく一気にお金を貯めたい!
- 具体的な貯金方法や節約術を知りたい!
突然ですがお聞きします。
あなたは何のために100万円を貯めたいですか?
理由は人によって様々ですが、今回100万円という金額に着目したのには、以下の2つの理由があります。
- 区切りのいい数字であり、ある程度のものは購入できるから
- 少し頑張れば、誰にでも貯められる金額だから
100万円貯めるというのは夢のような話ではなく、後ほど紹介する”超節約術”をいくつか実行し、浮いたお金を月々の貯金に回すことで誰でも確実に達成できます。
何も1億円貯めようなんて言っているわけではありません。
では、これから以下の流れで100万円を貯金する方法をご説明します。
- 効率的に節約できる”超節約術”を4つご紹介
- 私が1年間で100万円貯めたシミュレーションをご紹介
ちなみに”超節約術”とは、以下のようなこぢんまりとした節約術ではありません。
- エアコンをつける時間を短くする!
- シャワーヘッドを節水タイプにする!
”超節約術”とは、比較的大幅なコスト削減に特化した節約術のことを指します。
また、”超節約術”のうち、あなたが実施できるものを選びやすいよう節約効果と取っかかりやすさという観点から評価し、ランキング形式にしています。
ぜひ最後までご覧いただけると、嬉しいです。
厳選!”超節約術”ランキング!
突然ですが質問です。
あなたは月々かかる固定費について、「何にどれくらいのお金を支払っているか」をスラスラと答えることができますか?
もしあなたが月々かかる固定費を管理できていない場合、毎月財布から無駄なお金が流出している可能性があります。
これから紹介する”超節約術”は基本的に、月々かかる大きな固定費を削りまくる方法です。
まずは「自分が月々何にお金を支払っているのかを理解すること」から始めましょう。
そのために、今から紹介する”超節約術”の観点で、あなたの月々の支出を再度見直し、月々かかる大きな固定費に削れるところがないかをチェックしてみてください。
1位 キャリアから格安SIMに乗り換える
■節約効果(月額) | ■取っかかりやすさ |
約4,000~5,000円 | 簡単にできる |
まず削るべき固定費は、何といっても携帯料金です。
取っかかりのハードルも高くなく、ただ契約会社を切り替えるだけで月4,000~5,000円程の節約になります。
以下の通り、大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)と格安SIMには一般的に月々約4,500円程の差があると言われています。
■キャリア利用の場合の平均金額
ドコモやau、ソフトバンクなど、大手キャリアを利用している場合の平均金額は、月々9,000円程度です。これは端末の支払いが残っている場合であり、支払い終了後は7,000円程度が平均です。~中略~
■格安SIM利用の場合の平均金額
格安SIM利用の場合の平均金額は、端末の支払いが残っている場合で、4,600円程度です。支払いが終わっている場合は、半額の2,300円程度が平均であり、端末代金に月々の料金が大きく影響されます。出典元:iPhone格安SIM通信 powered by MARKET ENTERPRISE
以下、比較しやすいように表にしてみました。
月額料金 | 大手キャリア | 格安SIM | 価格差 |
機種代込 | 9,000円 | 4,600円 | 4,400円 |
機種代無 | 7,000円 | 2,300円 | 4,700円 |
年間に換算すると、格安SIMに乗り換えるだけで約4,500円×12か月=約54,000円もの節約ができるということです。
では具体的にどこの格安SIM会社に乗り換えたらいいのか?
オススメは、私自身も利用している「楽天モバイル」です。
以下の記事では、数ある格安SIM会社のなかでも楽天モバイルにしかないメリット、そしてもちろんデメリットもわかりやすく紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
2位 民間の医療保険を解約する
■節約効果(月額) | ■取っかかりやすさ |
約3,000円~5,000円 | 少し勉強する必要あり |
結論から言います。
民間の医療保険に加入しなくても、あなたが既に加入している健康保険(公務員:共済組合、自営業:国民健康保険 など)に、医療保険と同等の役割を果たす機能があります。
つまり、医療保険を解約するだけで月々払っている保険代を節約することができます。
以下、高額療養費制度についての説明です。
■高額療養費制度について
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。
上限額は、年齢や所得に応じて定められており、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。
出典元:厚生労働省
要約すると、1か月の間に定められた上限額を超えた医療費については、全額国が負担してくれるという制度です。
あなたは、この高額療養費制度を知らずに民間の医療保険に加入していませんか?
以下の記事では、高額療養費制度の上限額についてや、健康保険のデメリットをさらに詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
3位 終身保険を定期保険に切り替える
■節約効果(月額) | ■取っかかりやすさ |
約3,000円~6,000円 | 勉強する必要あり |
突然ですが、あなたは生命保険に加入していますか?
生命保険の代表的なものには定期保険と終身保険、そして近頃人気の高い養老保険があります。
以下、比較しやすいよう表にしました。
保険名 | 定期保険 | 終身保険 | 養老保険 |
分類 | 掛け捨て型 | 貯蓄型 | 貯蓄型 |
保証期間 | 一定期間 | 一生涯 | 一定期間 |
返金制度 | なし | あり | あり |
保険料 | 安い | 高い | 最も高い |
運営経費 | 低い | 高い | 高い |
ここで注目していただきたいのが運営経費という欄です。
運営経費とは、保険会社や代理店の人件費や店舗費など、保険屋さんの儲けとなる費用のことを指します。
一般的に、終身保険や養老保険のような”貯蓄型”は、”掛け捨て型”である定期保険に比べ、運営経費が高いとされています。
つまり、貯蓄型の生命保険に加入している場合、掛け捨て型に加入している人に比べ、保険屋さんの儲けとなる費用をより多く負担していることになるのです。
具体的な金額を言うと、貯蓄型に加入している人は掛け捨て型に加入している人に比べて月々3,000円程損している計算になります。
以下の記事では、生命保険の種類や運営経費についての詳しい説明、そして実際に貯蓄型と掛け捨て型はどちらがお得かをシミュレーションにて比較しています。
ぜひ参考にしてみてください。
4位 タイムズカーシェアに切り替える
■節約効果(月額) | ■取っかかりやすさ |
約1万円~2万円 ※利用頻度による | 車の利用目的・頻度や住む場所によって変化 |
車の維持費はとても高いですよね。
私が軽自動車を保有していた時は、以下のような維持費を毎月支払っていました。
項目 | 維持費(月額換算) |
自動車税 | 900円 |
重量税 | 1,000円 |
自賠責保険 | 1,000円 |
自動車保険 | 8,000円 |
駐車場 | 6,000円 |
燃料 | 5,000円 |
修理・車検 | 3,500円 |
合計 | 25,400円 |
月額約2.5万円、年間で約30万円もの維持費がかかっていました。
私は福岡県在住なので、都内にお住まいの方と比べるとこれでも安い方だと思います。
現在は保有していた車を売却し、タイムズカーシェアを利用しています。
月4,000円程度しか使わないので、毎月約2万円の節約ができています。
ここで質問です!
あなたはどのような目的で車を保有していますか?
実は、以上のような理由で車を保有している場合、タイムズカーシェアに切り替えた方がお得になる可能性が高いです。
つまり、比較的短時間での利用や少ない頻度での利用をメインとしているのであれば、ぜひタイムズカーシェアを検討されることをオススメします。
以下の記事では、タイムズカーシェアに切り替えた方がいい人の基準や、車を保有する場合とタイムズカーシェアを利用する場合をシミュレーションにて比較しています。
ぜひ参考にしてみてください。
1年間で100万円貯める方法
ここからは、実際に私が実施している「月6万円+ボーナス14万円貯金法」をご紹介します。
月6万円+ボーナス14万円貯金法は、今まで紹介してきた”超節約術”をいくつか実施した前提で、以下の条件に当てはまる方が、無理なく貯金を続けられるように想定した方法です。
- 20代後半~30代前半
- 月収手取り約20万
- ボーナス夏冬約20万ずつ
もちろん上記の条件はあくまで一例です。
月18~20万円ほどの収入がある方であれば十分に実践できます。
ぜひ参考にしてください。
”超節約術”実施前と実施後の生活費
まずは私の例をご紹介します。
以下の表は、私が”超節約術”を実施する前と後の月々の生活費を比較したものです。
結果、”超節約術”を実施することで、月々の貯金額が約5.5万増えました。
時期 | 実施前 | 実施後 |
■収入 | – | – |
給料 | ¥200,000 | ¥200,000 |
■支出 | – | – |
家賃 | ¥50,000 | ¥50,000 |
食費 | ¥20,000 | ¥20,000 |
ガス代 | ¥7,500 | ¥7,500 |
電気代 | ¥5,000 | ¥5,000 |
水道代 | ¥3,000 | ¥3,000 |
Wi-Fi代 | ¥3,500 | ¥3,500 |
携帯代 | ¥6,000 | ¥2,000(楽天モバイル) |
車維持費 | ¥25,000 | ¥4,000(タイムズカーシェア利用) |
生命保険 | ¥8,000 | ¥0(解約) |
医療保険 | ¥5,000 | ¥0(解約) |
奨学金返済 | ¥25,000 | ¥25,000 |
趣味・娯楽 | ¥40,000 | ¥20,000(ゴルフを我慢) |
■貯金 | – | – |
貯金額 | ¥2,000 | ¥60,000 |
「趣味・娯楽」については固定費ではないので、今回”超節約術”としては紹介していません。
「趣味・娯楽」の支出が減ったのは、単純に「1年間で100万円貯めてやる!」という気持ちから、日々の娯楽や贅沢を我慢するようになっただけの話です。
具体例を挙げると、趣味でしていた月1~2回ほどのゴルフを、半年に1回行くかどうかの頻度に減らしました。
友人や上司からゴルフに誘われる際は「マイホーム買うために貯金してます」と適当に流しています。笑
もしもあなたが本気でお金を貯めたいと考えているなら、月々の固定費はもちろんですが”贅沢”をしないことが大前提です。
月6万円+ボーナス14万貯金法のススメ
月6万円+ボーナス14万円貯金法とは何かといいますと、その名の通りの貯金方法です。
つまり、月々6万円貯金して、夏と冬のボーナス月にはさらに14万円ずつ貯金するという単純な方法です。
計算式にすると以下のようになります。
- 月々の貯金:6万円×12か月=72万円
- ボーナスの貯金:14万円×2回=28万円
- 貯金額合計:72万円+28万円=100万円
と思われたかもしれませんが、支出を減らし、浮いた分を貯金に回し、コツコツ積み上げるのが一番手っ取り早い貯金方法です。
逆に、こんな単純な方法さえできれば100万円は誰にでも貯められるのです。
ちなみになぜ「月6万円+ボーナス14万円貯金法」なのかと言いますと、バランスがいいからです。
例えば、月5万円にするとボーナスは20万円ずつ貯金しなければなりません。
- 月々の貯金:5万円×12か月=60万円
- ボーナスの貯金:20万円×2回=40万円
これではボーナス貯金の負担が少し大きすぎます。
逆に、月7万円にするとボーナス貯金は8万円ずつでいいのですが、月々の貯金がだんだん苦しくなってきます。
- 月々の貯金:7万円×12か月=84万円
- ボーナスの貯金:8万円×2回=16万円
この「給料〇〇万円+ボーナス〇〇万円」を設定して貯金する方法は、人によって好みのバランスが異なります。
自分の収入と支出(生活費)をもう一度洗い出し、一番無理なく貯められる貯金額をご自分で考案することをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事の内容をもう一度まとめてみましょう。
- キャリアから格安SIMに乗り換えて月約4,000円節約
- 医療保険を解約して月約5,000円節約
- ”貯蓄型”から”掛け捨て型”に乗り換えて月約5,000円節約
- タイムズカーシェアを利用して月約2万円節約
- 「月6万円+ボーナス14万円貯金法」で1年間で100万円を貯金
今回紹介した節約術は、
「お昼ご飯はおかずだけ買ってご飯は持参する」
「電気を常に2番目に明るい状態にしておく」
などといった小手先のテクニックではなく、大きな固定費を可能な限り削るという方法でした。
もちろん日頃から節約の意識は大切です。
しかし、あなたの月々の出費のうち大半を占めているのが、今回紹介したもののどれかに当てはまっているはずです。
「絶対にiPhoneじゃなきゃダメなのか」
「加入している生命保険は本当に適正な保険料か」
「医療保険は本当に必要なのか」
「絶対に車を所持しておく必要があるのか」
毎月の支出額を当たり前だと思わず、本当に削れるところがないかを疑ってください。
そして少しでも削る余地があるなら、”超節約術”をぜひ実行してみてください!
この記事があなたの人生の一助となりますように。