この記事は以下のような方に読んでいただきたいです。
- 副業を始めてみたい…
- 新たな収入源を持ちたい…
- 不動産投資に興味がある…
- どんな副業を選べばいいのかわからない…
不動産投資の最大の魅力は、入居者さえ見つかれば毎月定期的に収入があることです。
これは不動産投資が“不労所得”と呼ばれる最大の要因です。
このような「一度仕組みを作ってしまえばそれが勝手にお金を稼いでくれるようになるビジネス」のことを私は「資産型ビジネス」と呼んでいます。
本記事を読むことで、あなたが資産型ビジネスの仕組みを理解し、より一層不動産投資への理解を深めていただけたらと思います。
また、不動産投資以外の資産型ビジネスの紹介もしますので、副業選択の一助にもなればと思います。
資産型ビジネスと労働型ビジネス
1.資産型ビジネスとは ~不動産投資を例に~
先述にもある通り、「一度仕組みを作ってしまえばそれが勝手にお金を稼いでくれるようになるビジネス」のことを資産型ビジネスと言います。
これを言い換えると、「自分のお金により作られた商品(資産)が、また新たなお金を生み出す」という意味合いになります。
言葉ではわかりづらいので、図に表してみました。
これから①~④の各ステップを不動産投資を例にご説明いたしますが、より具体的なイメージが湧くように、ここでは以下のようなボロ戸建投資を例にご説明いたします。
- 物件+土地代:80万円
- リフォーム代:50万円
- 築年数不明の2DK一戸建て
- 家賃3万円にて貸し出しに成功
①商品(資産)を作るため、自分のお金を投入
不動産投資では、まずは何より商品である物件を購入する必要があります。
さらにボロ物件であれば人に貸せる状態にするためのリフォームを施す必要があります。
概算ではありますが、上記のボロ戸建を購入し、人に貸せる商品にするために必要な費用をざっと以下の通りとしましょう。
- 物件+土地代:80万円
- リフォーム代:50万円
- 諸費用(仲介業者への手数料 等):10万円
- 諸税金(不動産取得税、登録免許税):20万円
つまり商品を作るために必要な費用は、合計で約160万円になります。
この160万円という資本金を準備するにはコツコツ貯金するでもよし、はたまた金融機関から融資を受けるでもいいです。
ここでは、資本型ビジネスを始めるためには原動力である資本金が少なからず必要であることを抑えておきましょう。
ちなみに、資本金の金額については物件のジャンルによって変動しますので、一概に「いくらあれば不動産投資を始められる」とは言い切れないのが現実です。
②商品(資産)ができる
商品を作るための160万円をなんとか準備し物件を購入。
さらに、ターゲットとする入居者層が住みたくなるようなリフォームを施し、人に貸せる状態に仕上げます。
これでついにあなたの商品(資産)ができました!
③商品(資産)が売れ、新たにお金を生む
自分の商品を内見したお客様が気に入り、無事入居者が決まりました。
つまり、毎月3万円(-諸経費)の家賃収入を得ることになります。
家賃収入は入居者が退去しない限り、毎月決まって入ってくる定期収入です。
これが「自分のお金により作られた商品(資産)が、また新たなお金を生み出す」という資産型ビジネスの醍醐味です。
④再び新たな商品(資産)をつくるためのお金になる
資産型ビジネスは、このフェーズを理解することが非常に重要です。
無事入居者も決まったので、定期的に入る家賃収入の一部(2万円)と本業の給料の一部(8万円)の合計10万円を毎月コツコツ貯金することにしましょう。
単純計算で、1年と4か月後には再び160万円の貯金ができます。
160万円の貯金ができたら、再び1軒目と同等のボロ戸建を見つけ出し、また新たな商品(資産)を作り出す資本金としてその貯金を投入するとしましょう。
すると毎月定期的に入る家賃収入は、3万円×2軒=6万円になります。
3軒目、4軒目となる同等のボロ戸建を買い足すためにかかる期間がだんだん短くなっていくことは、想像に難くないでしょう。
このループによって資産形成を拡大するスピードは加速度的に早くなり(”複利効果”といいます)、さらに高価な物件や、アパートなどの大型物件に挑戦することができるようになります。
これが、一度仕組みを作ってしまえばそれが勝手にお金を稼いでくれるようになる「資産型ビジネス」の正体です。
では次に、資産型ビジネスとは相反する「労働型ビジネス」をご説明いたします。
2.労働型ビジネスとは
資産型ビジネスとは相反する概念であるビジネスモデルが労働型ビジネスです。
私は「時給型ビジネス」とも呼んでます。
労働型ビジネスと資産型ビジネスの大きな違いは「商品(資産)を持っているかいないか」に尽きます。
労働型ビジネスでの自分の商品はその名の通り「労働力」であり、労働力は働いた分の賃金しか生み出しません。
資産型ビジネスにはあった「自分の商品が新たにお金を生み出す」という概念がこのビジネスモデルには存在しません。
こちらも言葉ではわかりづらいので、図に表してみました。
次に、これら①~③の各ステップをご説明いたしますが、最近流行りのビジネス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」で例えてみましょう。
①資産を作り出さず、自らの労働力を商品とする
ウーバーイーツでお金を稼ぐ仕組みは、「お客様からデリバリーの発注が入り、お客様の元に料理をお届けし、その数に見合った報酬を得る」という流れであることはイメージできると思います。
ここでの自分の商品は自らの労働力です。(デリバリーしてる料理は自分の商品ではありません。笑)
自分が何らかの商品(資産)を生み出す資産型ビジネスとは違い、労働型ビジネスでは自分の労働力を商品とし、その対価としてお給料をいただく仕組みになっていることを抑えておきましょう。
②働いた分だけの給料が発生する
ウーバーイーツではデリバリーの数をこなせばこなすほど高い給料がもらえます。
つまり言い換えると、自らの労働力という商品を酷使すればするほど、その対価としてお給料が発生するという考え方です。
③再び労働型ビジネスへ
労働型ビジネスは「働いた分だけの給料がもらえる」仕組みですので、資産型ビジネスと違い、「何かが勝手にお金を生み出してくれる」なんて仕組みは当然ありません。
自分自身の身体こそが、お金を生み出す唯一の原動力でしかありません。
労働型ビジネスはやったぶんだけお金がもらえるので、一見単純明快でわかりやすく、理解しやすいです。
しかし、資産型ビジネスのような「加速度的に自分の資産を拡大することができる」という恩恵はもちろん享受できません。
これが、自分の「労働力」を商品としてお金を稼ぐ「労働型ビジネス」の正体です。
お気づきかもしれませんが、世間一般的なアルバイト、パート、そしてサラリーマンのお仕事は全てこの労働型ビジネスです。
どちらのタイプのビジネスモデルを副業に選ぶべきかは、この記事を読んでくださっているあなたには既にご理解いただけていると思います。
では次に、不動産投資以外の副業向きな資産型ビジネスをご紹介いたします。
その他の副業(資産型ビジネス)
1.ブログ
ブログは主に「アフィリエイト」や「アドセンス」といった広告収入を狙ったビジネスです。
ここでは細かい内容は割愛しますが、ブログも立派な資産型ビジネスです。
以下の図をご覧ください。
ブログの場合、商品は「記事」です。
ブログの記事は一度書いたらずっと残りますし修正もできます。
しっかりとターゲット層に受容のある記事であれば、記事を書いてから時間がたてばたつほど検索流入の数が増え、収益も出やすくなります。
一個人が書いた記事が商品となり、資産となるのです。
とにかく小資本で始められることができ、参入障壁が低いのが特徴です。
2.アプリ開発(プログラミング)
アプリ開発は、アプリ内での広告収入や有料アプリのDL(ダウンロード)、または無料アプリでも有料コンテンツへの課金を促すことによって収益を上げることができます。
以下の図をご覧ください。
アプリ開発はある程度の勉強、スキルの習得が必要です。
そのためにはプログラミングスクールに通う、オンラインで受講する、または書籍を購入し独学で身に着けるなどの方法があります。
一人で黙々と何かの作業をするのが好きな人、ゲームや便利ツールなどのモノづくりをしてみたい人には向いているかもしれません。
余談ですが、実は私の奥さんも現在アプリ開発に挑戦中です。
おもしろいアプリができあがったらぜひ皆さまにご紹介させてください。笑
3.YouTuber
今流行りのYouTuberについては、ビジネスモデルのイメージが湧きやすいのではないかと思います。
以下の図をご覧ください。
一見YouTuberはかなり参入障壁が低いと思いがちですが、チャンネル登録数を伸ばすには、需要のあるコンテンツの立案、定期的な動画の作成、編集、更新をこなす必要があります。
人に見せたい、あるいは共感してもらいたい、などのコンテンツがしっかりと自分の中にある人は向いているかもしれません。
実は私も将来的には挑戦してみたいジャンルでもあります。
4.資産型ビジネスの見つけ方
では、上記以外にも資産型ビジネスはあるのか?
一度、副業という概念を取っ払って考えてみましょう。
逆に私たちが毎月何に定期的にお金を払っているかを考えると、イメージしやすいと思います。
例えば以下のようなものがあります。
- 電気代
- ガス代
- 携帯電話代
- Wi-Fi代 等
賃貸経営もそうですが、主に「利用料月額○○円」と表されるようなビジネスは、定期収入がある資産型ビジネスであることが理解しやすいです。
また、生活基盤に関するもの(不動産もそうですね)や、インフラ系のお仕事はとてつもない規模の資産型ビジネスモデルといえるでしょう。
ちなみに、世に出回っている資産型ビジネスの中で私が一番感心しているのが「エニタイムフィットネス」です。
だってあれテナント借りて筋トレ器具おいてるだけですよ?笑
あのようなアイデアをポンッ!と思いつきたいものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
不動産投資やその他の資産型ビジネスについてご理解いただけたでしょうか。
ここで、本記事の内容をもう一度まとめてみましょう。
- 不動産投資は、一度仕組みを作ってしまえばそれが勝手にお金を稼いでくれるようになる「資産型ビジネス」
- 資産型ビジネスと相反する概念が「労働型ビジネス」であり、その場合の商品は「労働力」である
- 副業を選ぶ際は、資産型ビジネスであるかをまずは念頭に置くべき
ここまで資産型ビジネスを推してきた私ですが、資産型ビジネスは軌道に乗るまでが正直しんどいです。
なぜならば、商品を作り出すまでに幾分かの資本と多大な労力を要するからです。
「本当に売れるのだろうか」「こんなものに需要があるのだろうか」「借金してまでもこれを作る必要性があるのか」といったような、自分の中に生まれる疑問と戦わなければならないかもしれません。
それを乗り越えるためには、しっかりとした戦略を立てること、その業界や需要について熱心に勉強、分析をすることが必要不可欠であると私は考えます。
それに比べ労働型ビジネスはシンプルでわかりやすく、何も考えずにただ身体を動かせばお金を稼ぐことができるので正直楽です。
でもそれ以上の進歩・成長はないと思います。
私も将来へのシナリオ実現に向け、目的を達成するためには何を勉強すればいいのか、どんな行動をとればいいのかを日々考えています。
もしあなたが現在私と同じような境遇なのでしたら、ぜひ共に頑張りましょう。
この記事があなたの人生の一助となりますように。