この記事は以下のような方に読んでいただきたいです。
- インデックス投資に興味がある…
- 不動産投資に興味がある…
- どっちの方が儲けられる?
- どっちを選んだ方がいい?
2020年より徐々にその名を世に広めつつある資産運用、それがインデックス投資です。
NISAやiDeCo等の国からの税制優遇措置を施された、いわば日本国認定の投資法とも言えるでしょう。
一方で、一昔前からその確かな存在感を放ち、”不労所得”という甘い言葉でサラリーマンの欲望を掻き立てるのが、言わずもがな不動産投資です。
本記事ではそんな「新生のインデックス投資」と「古参の不動産投資」の違いを以下の観点から考察し、わかりやすくお伝えいたします。
- どちらが儲かるか
- どちらを選ぶべきか
本記事を読むことで、あなたのインデックス投資と不動産投資への理解を深めていただけたらと思います。
どちらが儲かるか
早速結論からお伝えしますと、儲かるのは不動産投資です。
その理由を以下の2点よりご説明いたします。
- リスクとリターンの関係性
- それぞれの投資法の特徴
これらの内容を理解した上で、インデックス投資と不動産投資の違いをしっかりと頭に叩き込みましょう!
1.リスクとリターンの関係性
まず始めに、あなたはリスクとリターンの意味についてご存じでしょうか。
- リターンとは:投資を行うことで得られる収益のこと。
- リスクとは:結果の不確実性のこと。
大前提として、リターンとリスクには表裏一体の関係性があります。
つまり、「リターンが大きくなればなるほどリスクは大きくなり、リターンが小さいほどリスクも小さくなる」ということです。
正直、リスクとリターンの概念は言葉で説明してもわかりづらいので、わかりやすく図を使って解説します。
以下の図をご覧ください。
リターンが小さい投資法はその分リスクが小さく抑えられ、一方で大きなリターンが見込まれる投資法はその分リスクも大きくなることが、この図から理解できると思います。
一般的には、インデックス投資は「ローリスクローリターン」、不動産投資は「ミドルリスクミドルリターン」の投資法だと言われています。
以下の図では、リスクとリターンが表裏一体の関係性であることを、振り子に例えて表現してみました。
振り子の振れ幅は必ず一緒です。
つまり、リスクとリターンは必ず表裏一体の関係性を保ちます。
この関係性を踏まえた上で「どちらが儲かるか」について再考してみますと、
という回答が正しいのではないでしょうか。
では次に、それぞれの投資法についての特徴を抑えていきましょう。
2.それぞれの投資法の特徴
不動産投資とインデックス投資は同じ”投資”ではあるものの、その内容は全く異なります。
簡単に言いますと、不動産投資は”事業”に近く、インデックス投資は”貯蓄”に近い印象です。
①不動産投資について
不動産投資は”不動産事業”もしくは”賃貸経営”というように、投資というよりはビジネスに近いです。
以下の図をご覧ください。
このように不動産投資には、どのような物件をつくりあげるか?に関する「物件企画」から、入居者が決まった後の「管理戦略」、さらには本業と家賃収入に応じた「税金対策」などの様々な知識とノウハウが必要不可欠です。
このような生半可な気持ちでは不動産投資は絶対に成功しません。
書籍による知識収集はもちろん、実際に自分の足で動き、自分の目で物件を見るなどの行動が必要です。
しかし必要な努力と労力が大きい分、家賃収入という定期的な収入は私たちにとって大きな資産になります。
②インデックス投資
一方でインデックス投資はそのリスクの低さ、そしてリターンの低さから、投資というよりも”ちょっとレベルの高い貯蓄”という表現が適しています。
先述しましたが、最近流行りのNISAやiDeCoといった制度は、国がインデックス投資を推奨している証拠のようなものです。
老後2,000万円問題や、将来私たちへの年金が十分に確保できないかもしれない可能性もあり、国は国民の生活を十分に担保できなくなることに焦っています。
このように、国は私たち国民に今のうちから資産を形成しておくよう促していると言えます。
インデックス投資は少しずつではありますが、ほぼ確実に資産を増やしていくことができると言われています。
さらに毎月100円から積み立てを始められ、参入障壁がかなり低いことがメリットです。
ここで問題提起しているのは「不動産投資とどちらが稼げるか」ですが、インデックス投資はそもそも短期的に収入を見込むものではなく、2~30年もの長い月日をかけて少しずつ資産を形成していくものです。
ですので、「不動産投資とどちらが稼げるか」ではなく、自分の目標に合わせて「どちらを選ぶべきか」を考えるのが先決です。
インデックス投資についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
どちらを選ぶべきか
不動産投資とインデックス投資のどちらを選ぶべきかについては、「自分の目標が何なのか」によって変動します。
あなたが「なぜインデックス投資や不動産投資といったような資産運用に興味を持ったのか?」を今一度考えなおしてみてください。
そこには人それぞれの答えがあるはずです。
例えば、以下のようなものが当てはまるのではないでしょうか。
- 老後2,000万円問題など、将来に漠然とした不安があるから
- 年金だけでは将来生活できるか不安だから
- 今の給料に満足がいかず、お金を増やす方法を知りたいから
- 本業に加えて、副業に挑戦してみたいから
- 今すぐにでも会社をやめて独立したいから
上記の例で言いますと、あなたが興味を持たれた理由が①や②に近いものであるならば、「長時間かけてじっくりと確実に資産を形成するインデックス投資」を選ぶべきです。
一方で③、④,⑤のような「給料や環境についての現状を打破したい!」という理由が根本にあるのであれば、「ビジネス性が強く、短期間でそこそこの収入が見込める不動産投資」を選ぶべきです。
ちなみに私が投資や資産運用について興味を持ったのは、2019年8月のある日にふと「毎月の口座引き落としの額が高すぎないか?」と疑いを持ったのがきっかけでした。
それから、毎月引き落としされている家賃や保険料、自動車維持費、携帯代、電気代にガス代、さらにはWi-Fi代などに関する契約先や契約状況を確認し、必要ないと判断したものはすべて解約、あるいは乗り換えしました。
そしてインデックス投資に出会い、お金についての関心を深め、個人でビジネスに挑戦し、30代で脱サラしたいと思い、不動産投資に出会いました。
ですので私の場合、「インデックス投資を僅かながら続け、不動産投資をメインで行う」という選択肢に定めることができました。
繰り返しになりますが、不動産投資とインデックス投資のどちらを選ぶべきかについては、「自分の目標が何なのか」によって変動します。
漠然と「お金持ちになりたいから」ではなく、
「いつまでに、どれくらいの金額を稼ぎたいのか」
「本業をしながらでいいのか、いずれは独立したいと思っているのか」
などの明確な指標を持って、自分にとっての最適な投資法を選択してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
インデックス投資と不動産投資についての特徴についてご理解いただけたでしょうか。
ここで、本記事の内容をもう一度まとめてみましょう。
- インデックス投資は「ローリスクローリターン」、不動産投資は「ミドルリスクミドルリターン」
- リスクが大きい分、不動産投資の方が稼げる
- どちらを選ぶべきかは、あなたが「なぜ投資に興味を持ったか」によるので一概にどちらとは言えない
先述にもありますが、わたしは2019年8月のある日にふと「毎月の口座引き落としの額が高すぎないか?」と疑いを持ち、投資や資産運用、お金について勉強を始めました。
お金について学び始め、私はこんなことを痛感しました。
私はこのブログで、お金や投資に関する内容の一般論をわかりやすくお伝えしているつもりです。(多少は主観が入りますが)
しかし、あなたがどのような境遇なのか、どのような目的で投資に興味を持ったのかによって、最適な投資手段や考え方は変わります。
自分の資産は自分で守る、自分の資産は自分で築く
この心を忘れず、これからも共に学び続けていきましょう。
この記事があなたの人生の一助となりますように。